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2019年12月7日

掛け時計の秒針がうるさい、途中で止まる、を自分で修理する方法

時計の秒針、うるさい、止まるを自分で修理
静かだった掛け時計の音が最近「カタカタ」というか「ゴロゴロ」というかうるさくなった。


調べたら自分で直せそうだったので直してみました。


あと「秒針が40秒くらいの位置で止まる」という症状もあったのでそれも直しました。


秒針がうるさくなる原因


音がうるさくなった時計のムーブメント
原因は、「コイルの横の磁石がついた歯車が振動して出る音」です。

この音を小さくするための作業をしていきます。


修理方法


秒針の音がうるさい掛け時計のムーブメント
掛け時計の秒針の音を静かにするには、時計の動力部分である「ムーブメント」の磁石部分にグリースを塗って振動でぶつかる音を消します


この時計は、いったん分解して文字盤からムーブメントを取り外さないと、ムーブメントのふたが外れない構造だったので、面倒ですが分解します。

掛け時計のガラス部分を外す
ガラス部分を外して、秒針、長針、短針を外し、ムーブメントを固定しているねじを外します。

掛け時計の秒針と長針と短針を外す
掛け時計の文字盤とムーブメントを固定するねじを外す
両面テープで強力にくっついているのを、メリメリっとはがします。

掛け時計のムーブメントを文字盤から外す
外したムーヴメントのふたをあけて、コイルの横にある磁石のついた歯車を取り出します。

掛け時計のムーブメントを分解し磁石のついた歯車を取り出す
この歯車がスポっとはまっていたくぼみと、振動する歯車がぶつかって音が鳴ります。


この歯車の磁石とその周辺の、くぼみとぶつかる部分にグリースを塗ります。


グリースがないので、市販の潤滑スプレーで代用しました。

掛け時計のムーブメントを分解して歯車に潤滑スプレーを塗る
これで修理完了です。


あとは歯車を元通りにはめ込んで、ムーブメントのふたをして、分解した逆の手順で組み立てます。

潤滑スプレーを塗った掛け時計の歯車を元に戻す
掛け時計のうるさい秒針を静かにする修理完了
うるさかった秒針が無事静かになりました。


長針がずれているのは内緒です。このあと別の修理で直します。


秒針が止まる原因


掛け時計の秒針が40秒の場所で止まる
次に、掛け時計の秒針が40秒ぐらいのところで止まってしまう、という症状の修理をします。


掛け時計の秒針が40秒のあたりで止まってしまう原因は、ムーブメントの秒針の軸と秒針の接触部分が滑ってしまっているからです。


これ時計を壁から外して、逆さにすると動き出すんですよね。


これも調べたら自分で修理できそうなので修理しました。


以前にもこの時計では、秒針が40秒で止まる症状が何回かありました。


そのときは、「電池が切れかけてて、パワー不足で上にいかないからだ」と思って、電池を交換しました。


それで直ったんです。


だから今回も電池を交換したんですけど、なぜか直らなくてネットで調べてみたら本当の原因がわかったという感じです。


さっきの修理でいちど秒針を外したので、余計に滑りやすくなってしまったのかもしれませんね。


では、さっそく修理していきます。


修理方法


秒針と秒針の軸を接着剤で固定する
掛け時計のムーブメントの秒針をはめる軸と秒針を接着剤で固定します。

掛け時計のムーブメントの秒針をとめる軸の部分
秒針の穴の部分に接着剤をつけて、ムーブメントの軸にはめます。

掛け時計の秒針を外して接着剤をつける
瞬間接着剤だと強力すぎるので、今回は木工用ボンドを使いました。


これですべて修理完了です。

修理完了後の掛け時計
秒針の音も静かになり、秒針が途中で止まってしまうこともなくなりました。


修理は自己責任で


素人が修理しようとして動かなくなった目覚まし時計
調子に乗って目覚まし時計も修理しようとして、分解したら動かなくなりました。

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