増税とポイント還元で年寄り高齢者がキャッシュレス決済に対応する方法
予定通り2019年10月に消費税が増税されれば、10月から翌年6月までの9か月間、「キャッシュレス決済を利用した場合」にポイント還元が行われます。
つまり、キャッシュレス決済の手段を持たないひとには、ポイント還元はされないことになります。
恥ずかしながらうちの家計は、「高齢者である無職の母親」が、公共料金の支払い、スーパーやコンビニやドラッグストアでの買い物、税金の支払いなどをしています。
支払い方法は、現金か口座振替、税金はコンビニでの請求書払いです。
収入は年金のみで、携帯もガラケーです。
キャッシュレス決済の手段を持っていません。
そんな母親がニュースで消費税増税やポイント還元の話題を見るたび、「これ、どうすればいいのかね?」と心配しています。
年金暮らしの無職、クレジットカードもスマホも持ってないひとは、増税のあおりをまともにくらうしかないのか?
という心配です。
それと、どうやら私に対する「オマエ、なんとかしろ」という訴えも含まれているようです。
というわけで、年金暮らしの無職の高齢者をキャッシュレス決済に対応させようと、いろいろ検討してみました。
目次
キャッシュレス決済の種類
そもそもポイント還元は、延長されない限り「9か月間の期間限定」です。
キャッシュレス決済のために、「スマホ買いました」とか、「年会費のかかるクレジットカード作りました」というのでは、還元されるポイント以上の赤字です。
そのあたりも考慮して検討していきます。
クレジットカード
キャッシュレス決済でいちばん普及しているのが、今のところクレジットカード払いです。
クレジットカードがあれば、公共料金やスーパーなどほとんどの支払いができます。
クレジットカードさえあれば、すべて解決するような気がしますが、問題はカードを作るには「審査がある」ということです。
無職でクレジットカードを作るのは厳しそうですが、年金という収入があるので作れる可能性はあります。
もともとクレジットカードは在職中に作ったものを持っていましたが、数年間まったく使ってなかったら、更新されず期限切れ失効になってしまったそうです。
失効してしまったカードを復活できないかカード会社に聞いてみようかとも思いましたが、銀行系のクレジットカードで審査が厳しいかもしれないということと、年会費がかかるカードだったので、もし作るなら「年会費無料のクレジットカード」を新しく作ったほうがいいということで、見送りました。
Suica、nanacoなどICカード型の電子マネー
Suica(スイカ)
Suicaは現金でカードにチャージして使う交通系電子マネーです。
買い物に使える店が増えて、オートチャージができるカードや、Suica一体型のクレジットカード、スマホで使えるSuicaなど、使い勝手がよい電子マネーです。
nanaco(ナナコ)
nanacoもチャージして使うタイプの電子マネーですが、セブンイレブンやイトーヨーカドーなど使える店はまだ多いとはいえない状況です。
nanacoも一体型のクレジットカードやスマホ決済に対応しています。
実際にキャッシュレス決済として普段の買い物に使うとしたら、一体型のカードをクレジットカードとして使うことになりそうです。
QUICPay、楽天Edyなどのスマホ決済
iD、QUICPay、楽天Edyなどの電子マネーは、主にスマホ決済で使われます。
電子マネーというより決済アプリという感じで、いまでは「なんちゃらペイ」が乱立しています。
しかし結局は「クレジットカードを登録して使う」ものであり、しかも、というか当たり前ですが、スマホが必要です。
結局、クレジットカードが必要
私もスマホを持ってないので、スマホ決済についてはざっくりとしかわかりません。
いま検討したキャッシュレス決済の方法のうち、Suicaやnanaco以外は基本的にクレジットカードが必要になりますね。
クレジットカードを使わなくてもできるキャッシュレス決済は、利用できる店舗の多さを考えると、Suicaぐらいしかなさそうです。
Suicaが使えないスーパーもあるし、現金でのチャージ方法も限定的です。
コンビニでチャージしてからスーパーで買い物とか、チャージし忘れてレジで残高が足りないとか、高齢者にはきついです。
そうなると、やっぱりクレジットカードは避けて通れないので、あとは本人名義で新しく作るか、家族カードを持たせるか。
ちょっとクレジットカードについても調べてみたいと思います。